当科で後期専門研修を行っている先生方に、当科を選んだ理由や、将来のキャリアパスについてインタビューしました。これから選択する専門領域や研修先を考えている学生や研修医の皆様はぜひ先輩方の声をお聞きください。
~女性も働きやすい職場~ (2023年入局 高橋、前原)
私は以前から予防医学について興味がありました。当科は生活習慣病と関わりが深く、特に糖尿病はいくつもの合併症がありますが、きちんと治療を行うことで予防に繋がるためやりがいを感じられます。 また、大学病院では市中病院ではなかなか経験できない内分泌疾患も携わることができます。検査結果から、ホルモン分泌の病態評価を行うことは難しいですが面白いです。じっくり物事を考えるのが好きな人には特におすすめの科かと思います。 医局の雰囲気はとても和やかな雰囲気で、指導熱心な先生が多く、学びやすい環境です。男女比に偏りがなく、どなたでも入局しやすいと思います。 手技の少ない科ではありますが、キャリアを考える際には、ブランクができたとしても手技の遅れが問題となることがなく、甲状腺疾患や糖尿病は外来患者数が多く外来でも専門性をもって働けることも良い点なのではないかと思っています。少しでも興味のある方はぜひ当科に見学やローテートにきて、雰囲気や診療内容を見ていただけると嬉しいです。
~病気の根本から治療できる~ (2021年入局 伊藤)
私が内分泌糖尿病内科を専攻分野として選んだのは、医会のとある先輩からの「様々な疾患の根本治療じゃないか」という言葉からです。内分泌や糖尿病の疾患は、生活習慣病など疾患の根本で、それに対する丁寧な治療は心筋梗塞や腎不全などといった治療の予防になると考えています。つまり、疾患を根本から断つことができるところにこの分野の醍醐味を感じています。
私は外来治療や慢性疾患が好きで、患者さんと一喜一憂しながら、相談しながら二人三脚で行うことができる内分泌や糖尿病疾患治療には毎日楽しく当たらせて頂いています。逆に言うと私は急な対応が不得手で、そんな私でもじっくり考えられる内分泌糖尿病分野は周りの先生方のご指導もあり、務めることができております。
群馬大学内分泌糖尿病内科は先生方の層が厚く、丁寧かつ優しく指導いただいています。また、貴重な珍しい疾患もワクワクしますが、糖尿病など一見コモンな疾患も精緻な治療に取り組んでおり、広く経験の幅を広げられています。
少しでも興味のある学生さん、研修医の皆さんは1日の見学から1ヶ月~の選択研修まで、ぜひ一度いらしていただければと思います。
研修希望者やお問い合わせは、医会長 松本 俊一:smatsu@gunma-u.ac.jp / 電話:027-220-8121 までお気軽に連絡ください。