当科で後期専門研修を行っている先生方に、当科を選んだ理由や、将来のキャリアパスについてインタビューしました。これから選択する専門領域や研修先を考えている学生や研修医の皆様はぜひ先輩方の声をお聞きください。

専攻医4年目 伊藤 大貴

私が内分泌糖尿病内科を専攻分野として選んだのは、医会のとある先輩からの「様々な疾患の根本治療じゃないか」という言葉からです。内分泌や糖尿病の疾患は、生活習慣病など疾患の根本で、それに対する丁寧な治療は心筋梗塞や腎不全などといった治療の予防になると考えています。つまり、疾患を根本から断つことができるところにこの分野の醍醐味を感じています。
私は外来治療や慢性疾患が好きで、患者さんと一喜一憂しながら、相談しながら二人三脚で行うことができる内分泌や糖尿病疾患治療には毎日楽しく当たらせて頂いています。逆に言うと私は急な対応が不得手で、そんな私でもじっくり考えられる内分泌糖尿病分野は周りの先生方のご指導もあり、務めることができております。
群馬大学内分泌糖尿病内科は先生方の層が厚く、丁寧かつ優しく指導いただいています。また、貴重な珍しい疾患もワクワクしますが、糖尿病など一見コモンな疾患も精緻な治療に取り組んでおり、広く経験の幅を広げられています。
少しでも興味のある学生さん、研修医の皆さんは1日の見学から1ヶ月~の選択研修まで、ぜひ一度いらしていただければと思います。

 


専攻医5年目 須江 麻衣

私は初期研修を市中病院で行いましたが、糖尿病の患者さんはとても多く、特に正しい知識のもとで合併症の予防を行うことが重要であると感じ糖尿病に興味を持ちました。また、研修医2年目で群大をローテートさせていただいたときに、市中病院ではなかなか経験できないような内分泌疾患の症例も経験することができ、上級医の先生方からの指導も手厚く、居心地のよい環境だったことから内分泌糖尿病内科の医会に入会させていただきました。手技の少ない科ではありますが、女性医師のキャリアを考える上では逆にブランクができたとしても手技の遅れが問題となることがなく、また、甲状腺疾患や糖尿病は外来患者数が多く外来でも専門性をもって働けることも良い点なのではないかと思っています。少しでも興味のある方はぜひ当科に見学やローテートにきて、雰囲気を感じていただけると嬉しいです。

 

研修希望者やお問い合わせは、医会長 松本 俊一:smatsu@gunma-u.ac.jp / 電話:027-220-8121 までお気軽に連絡ください。